期間工・派遣工の面接の準備をしよう

製造業の期間従業員や派遣会社の面接については、ほとんど心配する必要はありません。ただ、油断してるとリピーターでも平気で落とされるよ、ということは、今回身をもって体験しました。

面接に受かるための準備をしよう

・スーツを準備しよう
・志望動機を練り上げよう
・自己分析をしておこう
・通信環境を確認しよう
・家族の了解を得ておこう

スーツスタイルは必須

スーツは着ておくべきです。着なくても受かることはあり得ますが、受かる可能性が高くなるので必ず着用しましょう。

人間の第一印象は対面して3秒から15秒で決まります。大半がスーツ姿に慣れている中で、私服が登場すると違和感を与えます。なので無難に行くならスーツ一択です。

スーツはいいお値段するんですが、レンタルだと5000円程度で調達できます。ただ1社で受からない場合や、今後も面接を受けることを考慮すれば、1着手元にあるほうが重宝します。色は好みで大丈夫です。

「はるやま」や「青山」だと上下セットで1万2900円台からあります。シャツもネクタイも店舗で1000円程度で買えます。ウェブ面接だと靴は不要です。

出典:青山のみんなのスーツより。詳細はウェブサイトや店頭でご確認ください。

志望動機は整合性を持たせよう

個人的には「非正規社員に志望動機とか聞いてくんじゃねぇ派」ですが、残念ながら聞かれます。金が欲しいからに決まってんだろ。

さて、志望動機にしても強み弱みにしても、まず絶対に覚えておいてほしいのは「面接官は志願者を推薦した(落とした)理由が必要」ということです。基本的に会社組織なので、一人の独断ですべてを決めることはできません。すべては理由は必要です。

面接は非正規の場合、
・コミュニケーション力
・仕事への理解
・志望意欲

大きくこの3点がチェックされていると思ってください。コミュニケーションは特に身構える必要はなく、受け答えができれば十分です。

仕事への理解は、肉体的な負担がかかることへの理解や、昼夜交代勤務への理解、待遇面への理解などです。これは基本的に「YES/NO」で回答できる場合が多いです。

最後に志望意欲です。この本質は長く続けてくれそうかどうかです。別にその理由は人それぞれで大丈夫なんですが、要は「付け焼き刃」がばれなければいい話です。

大学に通うための学費を稼ぎたい

親の介護費用をまかないたい

起業のための開業資金を貯めたい

基本的に、どういう内容でもよいのですが、「大学はどこに行きたいとかありますか?」「どのくらいの費用がかかりそうですか?」などの追加質問をいくつか想定しておくことで、付け焼き刃がばれることを防ぎます。

志望動機に前後して、どのくらいの期間働きたいかを聞かれることがありますが、「学費が500万ほど必要になるので、余裕を持たせる意味でも3年間しっかり働きたいと思います」や、「介護に継続的に支出が必要になるので、最後まで勤務したのちも再赴任する予定で考えています」など、働く予定の期間と志望動機を繋げられればもっとGOODです。

もちろん、ご自身の理由があれば、それが自分らしさにつながるのでそれを伝えましょう。ただし、「すぐにやめると思われないかな?」という視点は常に持つようにしてください。

借金返済したい

なぜか借金に追われる人には厳しいので、借金返済のためという理由は口が裂けても言わないようにしてください。微妙なのは奨学金返済なんですが、性質的には一緒なので避けたほうが良いと思います。

自己分析は最低限でOK

自己分析は最低限、強み、弱み、自己紹介、自己PRあたりを準備しておきましょう。

個人的にこの辺は適当でいいと思っています。ChatGPTやGeminiに準備させ、覚えやすいものを話す程度でOKです。期間工面接では深く突っ込まれることはありません。

強みは粘り強さ、負けず嫌い、だれとでも仲良くできる、どんな環境でも楽しめる、ストレスを感じることがほとんどない、いつも前向きに考えることができる、など、一言二言伝える程度で「はい、わかりました」と言ってもらえます。

弱みは強みを裏返すのが有効です。「粘り強い反面、諦められないこと」「負けず嫌いな反面、できるまで続けようとしてしまうこと」「だれとでも仲良くできる反面、八方美人になりやすいこと」「どんな環境でも楽しめる反面、器用貧乏な面があること」「ストレスを感じることがない反面、気楽に物事を考えがち」「いつも前向きに考える反面、詰めの甘さもあること」など。

期間工の面接は、自己紹介や自己PRは「しっかり頑張ります」という意欲が伝わる内容で30秒程度で準備しておけば大丈夫です。

通信環境、念には念を入れよ

最近ウェブ面接増えましたよね。通信環境の確認を怠ると、一発で落ちます。多分私はこれで落ちました。

まずスマホでウェブ面接を受けようとする方は、マイクやスピーカーは問題ないと思います。電波環境と充電だけ確認しておきましょう。

問題はPCです。bluetoothや外部マイクなどいじった記憶がある人は、絶対に「デフォルトで使える状態か」を確認しておいてください。ツールを切り替えないと使えない状態ならば、当日アウトになる可能性があります。

何を言っているか分からない人は、とにかく「事前にテストするときに、何の変更をしなくてもマイクもスピーカーも動いてたら大丈夫」と覚えておいてください。

期間工のウェブ面接でシステムトラブルが発生した場合、事前の指示を必ず確認しておいてください。スピーカーやマイクトラブルは、チャットで状況を伝え、相手の指示を仰いでください。絶対に自己判断で入退室しない。落ちます。(落ちました)

ちなみにトヨタもデンソーも、落ちた場合に再応募は可能とのこと。ただし、過去半年以内の面接の有無を問われることから、落ちた履歴は半年は保持されるようです。

家族には見せられない姿

どこのウェブ面接でも聞かれます。「今、おひとりの環境ですか?」と。面接は長くても1時間かかりませんので、家族には外出してもらえるように依頼しておきましょう。

一人部屋だからと油断していると、突然の乱入もあり得ます。おそらくマイナスポイントになるので事前に説明しておきましょう。

会社によっては椅子から立ち上がって軽い運動をさせられることもあります。そんな姿を誰かに見られないように、1時間は絶対に入るなと念を押しておきましょう。

派遣工の面接も基本的には変わらない

さて、派遣会社の面接についても触れておきますが、派遣会社の面接も自動車会社系の面接とさほど変わりません。どちらかというと派遣会社のほうがお堅い印象を受けました。

自己紹介や自己PR、強みなどを作りこめばすんなり入れるはずです。また応募する案件があると思いますので、「その業界に興味があった」であるとか、「募集条件のココを重視していたから」などが志望動機に入れば良いと思います。

会社によっては、派遣会社での面接のあと、派遣先の会社との面接も予定される場合があるので、自分が何を志望動機にしたのかなどは記録に控えておくといいと思います。

募集している案件がすでに終了しているとかザラにあるよねふざけんな

どうしても一人の環境が作れないとき

ワンルームで同居中とか、一人部屋だけど電波環境が悪い時、ありますよね。

そういう時は「完全個室のコワーキングスペース」を探してみましょう。1時間あたり1000円以下の小さな部屋が使用できます。大抵の場合通信環境は確保されているはずです。ただし、かなり狭い部屋もあるので、大きく手を振り回せるスペースがあるかどうかは要チェックです。

そんなスペースがある施設が見当たらない!という場合は、少し費用はかかりますが「貸し会議室」もおすすめです。格安だと1500円程度から探せると思います。「(最寄り駅) 貸し会議室」で探してみてください。

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